義民四良次の出来事をを伝える

今日は宮城歴史研究会の皆さんがお越しになり、『義民四良次』の出来事についてお話しさせていただきました。

普段は四良次延命地蔵尊へのお参りの方が多いのですが、『義民四良次』について興味を持って訪ねていただくこと、とても嬉しく思います。

義民伝説は全国各地にありますが、18歳という若い青年が立ち上がったのはとても珍しいのだそうです。三百年も口々に伝えられてきたのは、声を上げることによって良い変化へと導くことができる、その勇気を忘れてはいけないということを、出来事を目にし感じた地域の人々の思いがあるからです。

どんな立場であれ年齢であれ、多くの人が困るのではなく、皆が良い方向へ進めるように声を上げることはとても大切なのだと思います。

今、日本では多くの場面で声を上げずらい状況があります。

私自身も思うことが色々とあっても、知識が足りないのではないか、言える立場ではないのではないかなどと躊躇してしり込みすることがよくあります。

しかし、義民四良次の話をしていると、ここぞというときには勇気をもって立ち上がらなければいけないのだということを改めて突き付けられます。そうでなければ私は今ここに、このように存在してはいなかったのだから。

お話の後、皆さまに手を合わせていただくと、とてもほっとしました。

若い四良次が命をもって教えてくれたことは、勇気と共に変化があるという事実。

その力が多くの方々に届きますように。