永平寺の朝ごはん

2019年9月17日

6月に永平寺に行った時の写真を見返していたら、朝食の写真があったのでご紹介します。(一人部屋食だったので、失敬して撮らせていただきました)

朝食のことを「小食(しょうじき)」といいます。

この日は、白がゆ、切り干し大根、ふきの煮物、梅干し、たくあん、ごま塩です。

すべて典座の方々の手作りです。(典座は1時半起床と聞きました)

ごま塩も、以前若方丈がブログに書いていたように、もちろん手作り! → ブログおいしくなれ、ごま!!

とても細かくさらさらとしていて、穏やかな塩気がおかゆを風味豊かなものにしてくれます。

食事中に音をたててはいけないので、たくあんは透けるくらいうす~く切ってあります。

シンプルな味付けで、どれも美味しく、体にしみ込むように感じました。

それまでの緊張が終わるときだったので、何とも言えない気持ちの中で大事に頂きました。

修行僧の小食は、お粥・ごま塩・漬物の3品なので、私がいただいたのは品数も多いご馳走でした。

 

丁寧なご飯は、自然と丁寧に頂きたくなりますね。

毎日は無理でも、たまには時間をかけて穏やかな気持ちで料理をすることが大切だと思いました。