出家得度式を行いました
5月18日、福田寺で出家得度式が行われました。
実は今年の1月9日、福田寺で出家したいので勇貴住職の弟子にしてほしいとの申し出がありました。
「出家して僧侶として生きる」
出家して7年、僧侶になることが並大抵ではないというのを身をもって知った住職は、弟子を迎えることで自らもさらに責任を持つことを決意し、得度式の準備を進めてまいりました。
仏道を歩む者にとっては同じ道を行く仲間になるわけです.
それから幾度の話し合いと準備を重ね、ついに当日を迎えました。
30℃を超える真夏日の中、4ヶ寺の方丈様方と福田寺の総代様方、梅花講員の皆様、発心人の親戚と友人知人の方々に見守られ、厳粛に式が始まりました。
発心人、始めは白の着物一枚です。写真は師匠になる勇貴住職にお拜をしているところ。
師匠が発心人に出家の意思を再度確認していきます。
発心人が出家の意思をはっきりと示し、師匠が剃髪をします。
衣、お袈裟、応量器(食事に使う食器)等、出家にあたりひとつひとつ大切なものを渡し、さらに師匠から仏の智慧をそそぎます。
僧名を授かり、発心人は勇貴師匠の弟子となり、晴れて僧侶としての人生が始まりました。
そしてこの日、福田寺では大きな儀式で初めて御詠歌のお唱えが響き渡りました。
自分たちも多くの人が集まる儀式でする初めてのお唱えということもあり相当な緊張がありましたが、それ以上に、出家する方を応援しあたたかく見守り支えたいという気持ちが表れていました。
住職自身も出家すると決めたのは、大きな決断でした。
その時にあたたかいお言葉や雰囲気で支えになってくれたのが多くの檀家様方で、今も常に皆様が見守ってくれていると感じ安心して進むことができています。
そしてこうして弟子を取るところまで成長させていただくとは、なんと有難いことだと、御縁とは、仏縁とは、と、お釈迦様から続くご恩を考えずにはいられません。
無事に得度式を終え、皆様があたたかい心で支えてくださったご恩を、今度はこちらから善きご縁につなげていけるように精進していきたいと思っています。
弟子を取ることについて住職が心の内をブログに書いていました。
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