【読み聞かせ絵本】国生みのはなし~イザナキとイザナミ~

『国生みのはなし~イザナキとイザナミ~』 監修:三浦佑之 文:荻原規子 絵:斎藤隆夫 小学館

日本の神話「古事記」の一番最初、高天の原の神々から国づくりを命じられたイザナキとイザナミのお話です。

あらゆるところから神々が生まれる様だけでなく、国を生むという壮大なお仕事から、そもそも「生む」ということは命がけであるということ、相手があって感情が生まれることなど、様々な模様が描かれています。

そしてこの絵本、絵が良い!見れば見るほど引き込まれます。ただ、お家でするような読み聞かせではなく、みんなの前に立っての読み聞かせとなると、読み手が字を追いにくいのと言葉が発しにくいところがあるので、練習が必要だと感じました。

ところで、『古事記』が書かれたということは授業で習いますが、内容までは学ばないのですよね。日本の神話に触れてみると、自分の生まれるずっと先に足元が続いているように感じます。新しい物語も良いのですが、日本神話もとても面白いということをまずは知ってもらえたらと思って、先日6年生で読みました。読み終わるといつもよりも感想を口々に話してくれたり、「岩に閉じこもった話知ってるんだけど」と知っている話を教えてくれたりと、結構盛り上がりました。聞きなれない言葉や名前が多いのでどうだろうと思いましたが、なんとなく入ってくる日本神話。

興味を持ったら次々と物語が待っている!

(読み聞かせ時間:約15分)