お供え団子を作ります。

お彼岸の入り、お団子を用意しました。

今回は仏壇にお供え用の小さめ20個で、団子粉は約90グラム使いました。

粉に水を少しずつ入れて(適当)丸められるくらいの固さにこねてから、ちぎってひとつづつ丸め、沸騰した湯に投入します。

はじめは鍋の底に沈んでいますが、浮かんできたら茹で上がりです。

そのままだと柔らかくてせっかくの丸がつぶれてしまうので、すくったら冷たい水に入れます。

ボールの下まで沈んだら、取り出しても形が崩れません。

すぐ食べるならそのままでいいのですが、お供え用なのでべたつかないように粉をまぶします。

バットに団子粉を少ししいておいて、ボールから取り出したお団子をのせます。

コロコロ転がして全体に粉をまぶします。

手前から、1個、2個、3個、4個と、三角になるように置いていき、2段目3段目は間に置くようにしていくときれいな形になります。そのまま高坏(たかつき)に乗せましたが、小さい紙皿や白い皿を使うと安定するので重ねやすいです。

お供えするときは、とがっている方が手前にくるように置きます。

このお団子はお盆の時と同じように、お彼岸入りの日中に仏壇にお供えして、夕方4時ころにお下げします。(仏飯やお膳は15分~30分くらいでお下げしますよ。)

今回は4段にしたのですが、段数や大きさはその時使う器の大きさによって変えています。本当は何段が良いのか?はわからないのですが、3段にするときは大きめに作りますし、本堂用の場合はこの3倍くらいの大きさで、段数も多くします。先日、「お姑さんからお団子を用意するときは○○個よ!」と何度も教えられたの」という方がいらっしゃって、高坏(たかつき)にきれいに並べていました。きっとそこのお家はお供えにお団子を用意するのが受け継がれていて、その時供養されたお母さまもお団子をお供えされているところを見て喜んでいそうだなあと思いました。

そうやってこの地域では、お盆・お彼岸・お墓参りやお寺での法事にお団子をお供えするお家が多いです。お墓参りでお供えした後の団子を食べると「頭病みしない」と言われるので、その場で食べたりもします。でも最近は「お団子はどうしたらよいですか?」と聞かれることが増えました。今はお団子についてはお供えするかどうかそれぞれの家庭によるので、こちらからは「それぞれなんです」とお返事しているのが現状です。多少の手間はかかるので、忙しかったりすると負担に感じるかもしれませんし、地元から離れて暮らしていたりして、遠くから手作りのものを持ってくるのは困難ということもありますよね。ただ、皆さんお団子に限らず思い思いに供物を用意されています。ご先祖様など供養する方を考えて用意されるという行い、そうして手を合わせる姿に心が表れていると感じます。供養の仕方はこれで合ってるかしら?間違ってないかしら?と考えていることも、あったかいですね。わからないことや不安なことがあれば、なんでも菩提寺に聞いてほしいです。

そうそう、仏様のお下がりは有難いものですから、お下げした後のお団子もみたらし餡を作って食べたりしますが、そもそも食べ物は残してはいけない、粗末にしてはいけませんので、食べきれる量で用意した方が良いですね。今日はちょっと多かったです(^^;