先住忌のお仏膳
今日は福田寺の前の住職の命日、先住忌です。
仏膳の大根にかけたのは、檀家さんからいただいていた手作りのゆず味噌です。
先住は私の祖父です。
2歳の時に亡くなったので、ほとんど記憶にありません。
ですが、お仏膳を作るときには、シンプルですが丁寧に、美味しく食べていただけるようにワクワクしながら作ります。
そういう気持ちになることができる、誰かのためにと行動させていただける、お仏様とは、ご先祖様とは、そういう存在なのですね。
祖父の命日ですが、その2年後には私の妹が生まれました。
先住が遷化された日と、新しい命が生まれた日。
ご縁や命のつながりはただの偶然とは思えない、見えないだけで続いている、生と死は同じ位置にあることを教えてくれているようです。
私にとって2月5日は、おめでとうという言葉と、感謝の気持ちに心が温かくなる日です。
法要でお唱えしたのは「報恩供養御和讃」でした。
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