禅をきく会に行ってきました
昨日は教区の寺族会・梅花講の移動研修で仙台らららホールへ行ってきました。
曹洞宗では禅に親しむ行事として、著名な講師による講演を聞くことができる「禅をきく会」が開催されています。
宮城県では年6回あり、今回は大本山總持寺副貫主で岩手県正法寺専門僧堂堂長の盛田老師の講演をきいてきました。
今年は大本山總持寺ご開山瑩山禅師の700回大遠忌本法要の年ということもあり、テーマは「瑩山禅師に学ぶ」でした。
曹洞宗を開いた道元禅師の教えを全国に広めた瑩山禅師。瑩山禅師は、大勢の人々が素晴らしい仏教の教えに出会い、人生を終えるときには「良い人生だった」と思えるように、尊い教えを命が終わっても伝え続けるための基礎を作り、今の私たちへとつなげてくれたのだと改めて深く知ることができました。
盛田老師のお話の中には、自身が寺の子として生まれたことへの思いもありました。
今の寺は世襲がほとんどだが、ときには自ら発心して在家から出家する僧侶があり、それはとても尊いということ。しかし寺の子として継ぐ者には生まれ持った「使命」があるということ。「使命」という言葉は重いですが、とても有難いものに感じました。実際に盛田老師は80歳になった今も、仏法を弘めることを使命とし、生きとし生けるものすべてが救われるようにと実践されています。
寺の子として生まれた私にも使命はあるのだろうかと考えました。自分自身も救われた仏教の教えを、もっと多くの人に知ってほしくて寺族として福田寺にいます。微力ながらも伝え続ける一員になれるようにこれからも学び続けようと思いました。
今回は6名での研修で、寺族同士も久しぶりに会って話すことができた有難い1日となりました。
共に学ぶ人がいるというのは心強いものですね。
仏様からいただいた大事な時間でした。
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