師馳せる。

1日の暴風雨から2日の初雪!

あわただしく12月が始まりました。今日の登米市は風もない青空です。

今年後半は、去年中止や延期になった行事が行われることが多く、文字通り住職は走り回っています。

福田寺の境内は、紅葉などの剪定をしていただきました。

すっきり気持ちよく整いました。

さて、今年も檀家の皆様から新米や立派なお野菜を頂き、毎日の仏飯や供物にとお供えしながら、大事にいただいております。

曹洞宗の僧堂では「典座(てんぞ)」という役職があり、修行僧の食事と仏や祖師への供膳を司るのですが、修行道場でない福田寺のようなお寺では、寺族がその役目なのだなあと思って日々食材に向かっています。

特にお仏様方に供えるご飯というのはいまだに緊張します。

今は住職の勇貴が修行から戻ってきたばかりのころ、「薄味で、美味しそうに見えるように盛り付けることが大切だよ」とアドバイスされました。この「美味しそうに見えるように」という言葉にハッとしました。実は私が料理で一番苦手なのが「盛り付け」。盛り付けって難しくないですか?毎回苦戦しております。お上げするときに「優子さん、これは・・・」と声が聞こえるような気がします。そんな時は「でも、気持ちを込めて作りましたので!」と言い訳をしてしまいます(^^;これが修行道場なら、先輩方から厳しく指導されるのでしょうけど、お仏様は何も言わずに見守ってくださいます。それもまた、厳しくも優しくも感じるところです。

檀家さんたちから預かった大切な食材ですから、より美味しく召し上がっていただけるように研鑽を積みたいと思います。