伝えるときの大切なこと

布施の殿様のお墓からの景色は曇りですが、霧雨の梅雨空で涼しさが良い感じ。

 

仏教が長い年月をかけて伝わってきたように、人間がうまれてから人々の生活が続いてきたように、

お寺でも師匠から弟子へ、伝えなくてはならないことがあります。

言葉で、体験で、書物で、と、様々なことを様々な形態で教えてもらっています。

でもそれって、会社や、家庭や、部活などでも同じことですよね。

そのときに、伝える側の伝える!という気持ちと「どうしたら伝わるか」の工夫、教えてもらう側の教えてほしいという気持ちと「理解するための努力」が必要です。

そのうえで、同じ日本人でも育った環境や地域、個人の感性によって、表現の仕方・言葉の使い方が違うことがあるということをお互い理解することと、

大切と思っている部分が違う場合があるので、知りたいところと教えてくれているポイントがずれたときに、気持ちよく戻せるようにすることも大事かと思います。

考えていることを口に出して相手にわかるように説明する、

相手が伝えようとしていることを受け入れて話し合う、など、当たり前のようでいて難しいものです。

話す方も聞く方も大役です。

だから、なるべく日常で会話をして経験を重ねることが大事なんですね。

会話で得られることは日々の訓練の賜物なのだなあ、と2人の姿を見て思います。