桜の花びらが舞い始めています。
桜が満開になったと思ったら、今日はもう花びらが舞い始めました。
今週は教区内の寺族の総会がありました。
一言にお寺といってもそれぞれ状況が違うので、さまざまなお話を聞くことができたり、勉強になることがあったりと、たまに集まる機会はとても有意義なものになります。
※寺族についてはこちら →→→ 寺族(じぞく)ってなに?
去年の総会のころ、ある方の訃報が入りました。
震災の時、ボランティアがどんなことかも知らない状態で避難所に行った私に、「人の話をたくさん聴いてくれ。それが寺に住むあんたの役目だ。みんなの話をたくさん聴きなさい。」と教えてくれた人です。
どうすれば良いか迷っていた私は「話を聴く」という指針を与えられたことで、どうしたらお話を聴くことができるのか考えながら通っては、誰かとお話するようになりました。
当時は勤めを辞めたばかりで、かといってお寺に従事しているともいえない立場でしたので、お寺を出したくなかった私ですが、その方は会う度に、お寺の人として生きることの大事さを何度も何度も話してくれました。
自分の道に戻るよう、導いてくれたのだと感謝しています。
あれから8年、初めて会った時の一言が忘れられません。
ずっと助けられているのは私の方です。
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