いるものと、いらないもの、分けることができていますか?

「断捨離」という言葉がいつのころからか使われるようになりましたが、

物があふれていると→片付けにくい→ほこりをかぶる→劣化しているのに気づかない→運気が下がる→運気が下がった物に囲まれる→良くない状況が続く、という状態になると思います。

 

私があまり物に執着しなくなったのは、10年以上前、初めてがん検診で引っかかった時からです。

再検査を受けての帰り道、「私が死んだら、息子が私の物を片付けるんだなあ。困るだろうなあ・・・今使うものだけ残して、処分しよう。」と思ったことが大きなきっかけでした。

その日のうちにせっせと、使わないものや、壊れたけど捨て難かったものなどを仕分けして、検査結果が出るまでに処分しました。

服は3年着なかったら2度と着ない(体系や年齢が変わって着れなくなる)と同じなので、着てくれる人がいるかもしれないから、他の使えるものと一緒にリサイクルショップへ。

本はよほどのお気に入りや、後からも使う本とその時点で確信を持てるもの以外は古本屋。

化粧品のような直接皮膚に付くもので開封済のものやサンプル類は、1年以上たつと劣化や雑菌のもとなので処分。

未使用3年以上の化粧品も品質が変わるのでもちろん処分。

壊れたり欠けたりしたものは、売ることもできないのに残されたら片付ける人が困るだけだから、処分。

結局のところ検査結果は大丈夫だったのですが、いつか自分はいなくなる、ということに改めて気づいたことは、生活の仕方に大きく影響したと思います。

必要以上に物は持たない、ため込まないというのは自分の中に定着していきました。

1つ壊れたら、1つ買う。

1つ増やしたいなら、1つ手放す。

これが基本です。※ミニマリストというわけではありません。

そうすると、物を買うときは使うイメージや置き場所を、手放すときにはその方法を、よく考えるようになります。

そして、買う場所もきちんと選びたくなるし、処分するときも丁寧に扱うようになります。

よく考えて選んだ物は大切に使うようになって、それがわかるから、誰かからいただいた物も、大事にするようになります。

そうして大切に使うという心は、良いエネルギーとなって満たされていきます。

良いエネルギーは本人を幸せにします。

良いエネルギーを持つ人の周りには、良い人と物が集まります。

物への接し方も、人とのお付き合いも同じことだからだと思います。

だから、物を大切にするということは、福となるのだと思います。

 

暖かくなってきましたし、一度身の周りを整理してみてはいかがでしょうか。

スペースが開いたところに、福がやってくるかもしれませんよ(*^^*)