仏具紹介『木魚』

お寺には様々な仏具があります。

それを少しづつご紹介していきたいと思います。

本日は『木魚』です。

これは、有名ですので知っている方も多いことだと思います。

これは読経の際に使用されます。

 

古くは木製の魚板のことをいい、僧堂(修行者が集団生活をしながら仏道修行に励む場)に吊るし、食事の合図に鳴らしたものだといいます。

読経で鳴らすようになったのは中国の明の時代だそうです。

 

僧堂に吊るす魚板というと『梆』というものがあります。

これは木製で口に珠をくわえた魚の形をしており、泳いでいるようにつってあります。

永平寺や各地の僧堂でみることができます。

これと同一なの? 違うような? 感じるかもしれません。

(木魚を梆というのも諸説あるようですが・・・)

 

魚の形をしているのは、

「魚は昼も夜も目を閉じないので、昼夜不眠の象徴として、修行に励みなさい」との意味があるそうです。

 

木魚を鳴らしてみたので、興味のある方はどうぞ!!