読み聞かせ絵本「ウェン王子とトラ」

学校で読み聞かせをするときに気にするのが、「絵」。

どんなに素敵でも、見えにくいのでは面白さも半減するので、できるだけ見えやすいもの、読み手も字が見えるもの、というところから選びます。

そんな中、この『ウェン王子とトラ』の魅力は何といっても絵。

始めは見やすさで手に取ったんだけど、ページを開くごとにのめりこむ感じです。

物語は、夜ごと村を襲うトラに悩んだ王が、トラを鎮めるためには王子をトラに差し出すことだ、と占い師に予言され、王子をトラの住む森に置いてくるところから始まります。

どうしてトラは村を襲うようになったのか。

王、王の妃、トラ、そして王子。

それぞれの気持ちが流れてきます。

途中でハンカチを取りに席を立つ子もいました。

作者のチェン・ジャンホンは中国の伝統的水墨画の手法を用いる画家とのことで、さすが。

感情が絵になるってすごい。

大人になると平常心でいるように心がけるからか、心の底から湧き出る感情が出にくくなったな、と感じることないですか?

これをふいに出させられる絵本だと思います。

起こったことは受け入れ、未来へとつなぐ王子。

ぜひ、読んでみてください。

ウェン王子とトラ

ところで、読み聞かせは「絵本セラピー」として大人の間でも広がっています。

いつかきんふくでも、癒しの読み聞かせ会を・・・。

読み聞かせ絵本「しにがみさん」

わりと絵本を読むのが好きなので、たまには紹介しようと思います。

最近のお気に入りは、落語絵本『しにがみさん』。

しにがみさんタイトルを見て若方丈が「死神なんて、昔の人はなんて怖い話を思いつくんだろう・・・」とつぶやいていましたが。

ちょっと前の朝ドラ「わろてんか」で、だんご師匠がラジオで話したのを見た方もいると思います。

お金に困った男が、死神に不思議な力を与えられた、怖くて滑稽な話。

ブラックですが、それがとてもドキドキして面白かったので、読み聞かせでチャレンジしてみました。

落語なので言葉の掛け合いで進んでいくのですが、やっぱり落語家さんのようにはいかず・・・。

終わってみんなの顔を見ると、ポカーン(゜.゜)

はたしてあのドキドキ感は伝わったのか、伝わらなかったのか!?

真相はわかりません。

こうして私の修行は続きます。

かみしばい

読み聞かせに行っている小学校で、今朝は「義民 四良次」の紙芝居を読ませていただきました。

「四良次延命地蔵尊」の由来を後世に伝えようと、町内の方が残してくださった手書きの紙芝居です。

これを読むにあたり、様々な資料を調べ返すと

当時の290年ほど前の暮らしは豊かではなく、皆が生きることに一生懸命で

誰もが良い暮らしになりたいと願うのは、今と変わらないのだと思いました。

子どもたちはどう感じたでしょうか。

歴史の背景には、人のさまざまな思いがありますね。

DSC_0633