ふじが見頃です♪

福田寺にあるふじは紫色です。

新緑の中に、ふじの薄紫がきれいに映えます。

ふじの花言葉は「優しさ」「歓迎」。

あちこちの山にも咲いているのが見えますね。

 

ふじと言えば、”くずふじ”て知っていますか?

今年の2月頃、住職がかのん坂あたりに雑木のツルが道路に出てきて狭くしているのを懸念して、除草作業をしていました。

除草作業といっても、普通の除草剤を散布すると他の草まで枯れてしまい、土を押さえる根がなくなることで傾斜地が崩れるため、枯らす植物に直接一本一本専用の除草剤を刺し、そのあと手作業で刈るのです。

そのとき「くずふずが大変だから。くずふずが・・・」と言っていて、「くずふず」って何だろう?と思っていたら、葛藤(つづらふじと読むのですが、葛はくずと読むので、くずふじというのかな?)でした(たぶん)。

ツルが絡まってとても大変なので、田舎ではとくに処理に困っていることが多いです。

ただ、ツルはとても強くて籠を編むのに使ったり、根は薬になったりと、困ったことと、利用できる人にはできることが絡まり合っています。

そういえば、”もつれ”とか”悶着”という意味で使われている「葛藤(かっとう)」は仏教用語だったんですね。

(詳しくは難しいので書きませんが。)

ふじだけなら「ふじ」と言いますが、「くず」がついたら「ふず」になる、なまりの不思議・・・