二十日お盆

昨日は二十日お盆(はつかおぼん)でした。

これは東北の風習のようですが、お盆中に来られなかった人もこの日にお墓参りに来たりします。

住職と若方丈は、隣町のお寺に施食会(せじきえ)のお手伝いに行きました。

 

ところで、私事ですが、去年のお盆中14日に、我が家の犬(マコ♀・19歳)が死にました。

今年は1周忌だったわけです。

子犬のころから、お正月の初詣にはお札場でお客様を率先してお迎えし、皆さまから可愛がってもらっていました。

中型犬の白い犬で、某なんとかバンクのCMの犬にそっくりでしたので、よくお客様からは「お父さん」と呼ばれていました。

17歳ころから体の老化が見え始め、18歳ころには認知症が進んだためかお札場に向かうことも忘れ、19歳には介護が必要になり、最期の半年ほどは寝たきりになりました。

食事、排せつ、清拭、体位交換、鳴きっぱなしになるので抱いたりなでたりとなだめるために付きっきりになったりと、家族皆で世話をした日々でした。

正直、犬の介護がこれほど大変だとは思いませんでした。

特にいつも一緒の部屋で寝ていた母は、気が休まる時間がなかったと思います。

介護に関して、人の介護はもちろん大変ですから、犬のことはあまり言わないようにしていましたが、少しでも情報が欲しくて夜中に老犬介護のブログや記事を読み漁りました。

当時はぐるぐるぐるぐる、いろんな思いと日常の生活と業務で頭の中は余裕がなかったと思います。

マコの姿から、生きることと命のあり方について、ずいぶんと考える時間をもらいました。

いなくなって1年経った今、面白かったマコばっかり思い出します。

マコ、笑いをありがとう!

 

お盆が終わり、今日からきんふくも通常業務です。